2017年3月25日土曜日

78号予告、編集後記

次号(78号)予告
(記事内容やタイトルは都合によってかわることがあります)
次号は南米のヨコクビガメの仲間です。今号の「トカゲモドキ属の分類と自然史」の続きも予定しています。あとは、いつものように、繁殖のレポートと飼育者紹介を考えています。まだ取材のアポもとっていないので、どのような内容になるかみていですが。ヘビの記事や海外のレポートも考えています。

編集後記(編集人から)
やっとやっと77号を出すことができました。もう何というか、怠慢という言い訳もいまさらで、体力と気力がめちゃめちゃ落ちていることを実感させられました。このペースで今後どうやって発行していこうか、悩んでいるところです。
さて、今頃になって今年の爬虫・両生類の見通し、行く末を考えてみます。
まず、何よりイベントの多さです。規模の大小を問わなければ、爬虫類関係のイベントは毎月2回平均くらい開催されます。爬虫類に馴染みのない人にもアピールできるなどメリットもありますが、出展する立場の小売店などはたいへんです。時間も経費も掛かってその割にリターンは少ない。だったら出展しなければ良いのですが、出展しなかった場合、逆に売り上げを逃したのでは無いかという、不安というか強迫観念に近い感情が生じます。まして、最近の飼育者はイベントでの購入割合が高いなどと言う調査結果などを聞くと、出展しないことで売るチャンスを逃してしまうというのではという恐怖を感じてしまいます。結果、無理して出展して思うような売り上げが無く、やはり止めておけば良かったという反省になったりします。
次にミドリガメ(アカミミガメ)の件です。国としては将来的には外来生物としてアカミミガメの飼育を禁止したい意向のようですが、これはとりあえず輸入を規制すればたぶん何とかなるという気がしています。同時にニホンイシガメの爆買いの件も、中国経済の低迷などもあってずいぶんと落ち着きつつあります。これからは中国人も投資のような無茶苦茶な買い漁りは止めて、本当に趣味としての爬虫類購入に移行していくと思います。それにつれて異常な高値での爬虫類の流通は減っていくはずです。

そんなこんなで、いろいろな問題が持ち上がったりするかもしれませんが、少しづつ健全な趣味の世界として爬虫・両生類飼育も定着が進んでいくと思われますし、そうなって欲しいと思います。(宇田川)