2024年2月10日土曜日

次号(99号)予告、編集後記

 次号(99号)予告

(記事内容やタイトルは都合によってかわることがあります)

今回ページの関係で次号に延ばさせていただいた原稿を中心に掲載いたします。繁殖の記事で、スティムパイソン&スポッテッドパイソン、ワニトカゲなどを紹介します。特集としてヒメニシキヘビ属の紹介もあります。その他、オーストラリアのケアンズの爬虫類を訪ねるレポートも予定しています。


後記(発行人から)

★2024年のスタート(既に2月ですが)ということで、今年の爬虫類業界の予測というか見通しを述べてみたいと思います。コロナ過の時は「巣ごもり需要」というのか、この業界も結構景気がよかったのだが、コロナが収まった昨年からはその反動なのだろうか、平均してどこのお店も売り上げが伸びていない感じである。そんな状況の中、売れているのは一部のカメ(キボシイシガメやトウブハコガメなど)である。これは中国の人が買い付けにやってくるからで、昨年の夏以降、どこのイベントでもそれらしい人が買いあさっているのが見られている。中国の景気がよいとは思えないが、爬虫類、特にカメに関しては需要が高いようである。で、なぜ日本で買い付けているのかといえば、これらのカメの価格が世界中で日本が一番安いからである。中南米やアフリカ、東南アジアなどからは直に安く輸入出来るから日本からは買う必用が無い。アメリカ(USA)原産のカメだけは、アメリカが自国の爬虫類に厳しい保護を掛けているので、そう簡単には輸入できない。結局日本から買うのが安くつくのである。であるので、ある程度の数量を押さえたあとは、こんどはこれらを親として繁殖したCBが逆に日本に輸入されてくると思われる。いつ頃、それが本格的になるかは未だ見通せないが、数年後には中国がカメの一大生産地となるのは間違い無い。彼らは世界を相手に商売をしているのである。(宇田川)