2023年10月6日金曜日

次号(98号)予告、編集後記

 次号(98号)予告

(記事内容やタイトルは都合によってかわることがあります)

 繁殖レポートが次号も盛りだくさんです。リクガメの飼育者紹介なども予定。「ホオアカドロガメを中心としたドロガメの分類」y「ワニトカゲの飼育・繁殖」なども含めて、本号(97号)で掲載しきれなかった記事なども。発売予定は2023年末頃。


後記(発行人から)

★次号でも触れますが、かなりショックなことがありました。安川雄一郎さんが亡くなりました。このクリーパーという雑誌の一番のメインの著者で、創刊号から現在までずっと協力をいただいてきた方です。詳しいことは不明ですが、死因は病死、死亡日は8月31日、56才でした。

 僕と安川さんとの接点は、クリーパー創刊の2年前、まだ前の会社(緑書房)にいた頃で、当時担当していた「養殖」という雑誌で沖縄へ車エビの養殖業者を取材しに行った時が最初です。「養殖」の前に居た「フィッシュマガジン」の編集部で電話をしたことがあったので、あらかじめアポイントを取って、当時安川さんが席を置いていた琉球大学でお会いしました。

 その時に、将来的に爬虫類の雑誌を出したいので協力をとお願いしたのが、現在のクリーパー出版の原点です(緑書房で爬虫類の雑誌を出したいと企画を挙げていたのですが、否定されましたので)。その後、幸いにも安川さん執筆の“チチュウカイリクガメ“を特集したクリーパー創刊号は好評で、それ以降多くの人の支持を受けてクリーパーは曲がりなりにも何とか続けることができました。

 ですので、安川さんへは感謝以外ありません、とても残念で生前にもっと何かバックアップ出来ることがあったのではと反省ばかりです。カメに関する分類学では日本の第一人者でしたので、これからは誰に原稿を頼めばよいのか迷うところですが、今は安川さんご冥福を祈るばかりです。(宇田川)