2023年6月16日金曜日

次号(97号)予告、編集後記

 次号(97号)予告

(記事内容やタイトルは都合によってかわることがあります)

 すでに届いている繁殖レポートと、ソメワケササクレヤモリについて紹介します。海外フィールド記事なども掲載予定。その他、掲載の遅れていた記事なども取り上げたいと考えています。発売は2023年夏頃。


後記(発行人から)

★6月1日からアカミミガメの規制が始まり、お店での販売が禁止となりました(つまり購入が出来亡くなった)。これに関しては、半年前からアナウンスされているので、多くの方はご存じかと思いますが、一応、もう一度整理してみたいと思います。

 まず、今年(2023)6月1日以降はアカミミガメを売ることも買うことも一切禁止となりました。ここで言うアカミミガメとは基亜種のキバラガメと亜種のミシシッピアカミミガメ、カンバーランドキミミガメの3亜種をまとめてのくくりです。売買は禁止となりましたが、飼育自体は継続して可能です。特別、飼育にあたっての登録などの手続きもいりません。ただし、飼えなくなって手放したいという場合は飼育者自身が次の飼育者を探し出して譲渡ということなります。譲渡先が見つからない場合は、野外に逃がすことは法律で禁止(罰則があります)されていますので自ら殺処分することになります。また譲渡先は不特定多数の人に頒布することは出来ず、間違い無く飼ってもらえる人となります。ペットショップや水族館のようなところへ持ち込むことも考えられますが、その場合持ち込む先が事業者となりますので、扱いが面倒になります。水族館や動物園のような施設はたぶん受けないと思います。ペットショップ(販売店)へ持ち込むことも理論上できますが、どうも国としてはそれは避けて欲しいという感じです。譲渡といってもペットショップは事業者となりますので、無償で受け取ったり無償で譲り渡すという行為に、どうしてもお金が絡む可能性があるからだと思います。ですので、ショップとしては、お店の立場をとらず、店長なり販売員が個人として貰い受けるという形にすれば問題が無いことになります。

 次に、6月1日以降、アカミミガメを新たに飼いたいという場合、普通のミシシッピアカミミガメであれば野外から採取して飼育することは可能です。アルビノなどの品種については既に飼育している人から譲渡して貰うという方法があります。6月1日以降も継続飼育は可能ですので、こだわりがあって品種改良を続けたいという方の繁殖も可能です。ただし殖やした個体の販売はできませんので、全て飼育(または譲渡)しなければなりませんが。あと、アカミミガメと他種(例えばフロリダアカハラガメなど)との交雑個体も法の対象となりますで、アカミミガメ同様売買は禁止となります。(宇田川)